リモートワーク広がる ヤフーがどこでもオフィス制度の利用状況発表 

リモートワーク広がる ヤフーがどこでもオフィス制度の利用状況発表

ヤフー株式会社が今年4月1日より開始した「どこでもオフィス」制度の利用状況を発表しました。

どこでもオフィス制度は、社員一人ひとりのニーズにあわせて働く場所や環境を選択できる制度であり、つまり働く場所を自由に選択できるというリモートワークの制度です。

どこでもオフィス制度の利用状況は?

どこでもオフィス制度の利用状況については、以下の通り報道がありました。

新制度を開始した4月1日以降、130名以上の社員が飛行機や新幹線での通勤圏へ転居(※1)したことや、東京オフィス所属の社員のうち約400名が1都3県以外の地域へ転居し、社員それぞれがウェルビーイング(幸福)を向上しパフォーマンスを最大化できる場所や環境を選択していることがわかりました。
※1:飛行機や新幹線での通勤圏に転居した社員のうち、転居先は、九州地方(48%)に次いで、北海道(31%)、沖縄県(10%)が多い結果となりました。(ヤフー株式会社プレスリリースより)

応募が難しかった地域で増えているが、課題も

どこでもオフィス制度の効果として新制度開始後、中途採用の応募者数は1.6倍に増加したということ。

都心部ではない1都3県以外の地域からの増加応募が難しかった地域からの応募が増加しているという効果が出ているそうです。

ただ、他社同様にリモートワークの課題は出ているということ。社員同士のコミュニケーション不足をどのように解消するか、ここは課題となっています。

コミュニケーション不足を補うために

課題の解決策としては、懇親会補助費として月5000円を支給しています。社員同士で実施する懇親会としての飲食費用を補助する目的です。

利用は社員の半数を超えているということなので一定の効果は出ているということでしょう。

どの会社も同様の取り組みが行えるとは思いませんが、これから増加していくことは間違いないですしそのスピードは新型コロナの影響もあって加速しています。