ジェンダーギャップ指数 2023年日本は世界125位で過去最低

2023年6月20日、世界経済フォーラム(WEF)は、「グローバル・ジェンダーギャップ・レポート2023」と題した報告書を発表し、世界の男女格差の現状を総括しました。

この報告書では、ジェンダーギャップ指数(男性を100%とした場合の女性の位置づけ)に基づく世界ランキングも公表されています。2023年の総合ランキングにおいて、日本は146か国中125位となりました(前年は146か国中116位でした)。

このランキングの首位は、14年連続でアイスランドとなっており、次いでノルウェー、フィンランド、ニュージーランド、スウェーデンが続いています。

日本は先進国の中でも最下位に位置しており、男女格差の解消が喫緊の課題であることは明白です。これまでのトレンドからも、日本がこの問題に直面し続けていることがうかがえます。

この報告書の結果を受けて、日本はますます男女格差の解消に向けた取り組みを強化する必要があります。特に、教育、雇用、政治、経済などのあらゆる分野において、男女平等を促進するための継続的かつ包括的な施策が求められています。

教育においては、男女の均等な機会の提供、ステレオタイプの排除などが重要です。また、雇用分野では、女性のリーダーシップの育成やキャリアの促進、育児や介護との両立支援などが必要です。

政治的な面では、女性の参政権の確保や女性のリーダーの増加を目指す政策が必要です。経済的な分野では、女性の起業支援や賃金格差の是正、女性の経済活動への参加促進が重要な課題となります。