イオンファンタジー、障害者を専門職リーダーに
ゲームセンターなどを運営するイオンファンタジーは障害を持つ従業員のスキル向上に力を入れている。イラスト作成など専門性の高い業務に配置するほか、障害者同士を束ねるリーダーにも積極的に登用する。国連のSDGs(持続可能な開発目標)では働きがいのある仕事の実現を掲げている。個人の強みを仕事に生かせる仕組みも導入し、従業員の働きがいを高める組織づくりを進める。(日経新聞)
一般的に多くの会社において障害者が担当する業務はの清掃や流れ作業、パソコンの入力作業など単純な作業が多くなっています。その結果、スキルの向上が難しくやりがいにつなげることが難しいのが現状です。今回報道のリーダー登用はその突破口になるのかもしれません。
全世界で推進しているSDGsでは「働きがいの実現」を目標8で掲げています。「2030年までに若者や障害者を含むすべての男女で、働きがいのある人間らしい仕事を達成する」という目標です。この流れに沿った取り組みとも言えます。
イオンファンタジーは障害者の定着率が高いということ。障害者の定着率は昨年2021年度では91.9%となっているということなので素晴らしい数値だと思います。
また今後、2030年度までに障害者雇用率を5%に引き上げることを目指しているということ。誰でも活躍できる会社という仕組みができれば、会社全体の生産性も向上するのではないでしょうか。