着替えは労働時間ではないと賃金払わず 飲食大手に是正勧告

着替えは労働時間なのか?労働時間ではないのか?

従業員が制服に着替える時間などの賃金を支払っていなかったとして、飲食大手フジオフードシステムが労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかった。厚生労働省のガイドラインでは、着替えなどの時間は労働時間に含むと定められている。(朝日新聞デジタル)

記事によりますと、同社の女性従業員が加入する労働組合「首都圏青年ユニオン」が14日、記者会見して明らかにしたということ。

パート従業員の女性について、更衣室での制服への着替えと店舗への移動で1日30分ほどかかるところ、この時間について労働時間に含まれていなかったということ。

会社は更衣室での着替えを義務付けていなかったため労働時間に含めなかったと主張しているということ。それについて労働基準監督署が賃金を支払うよう是正勧告したものの、「現時点では賃金が支払われていないということです。

記事では会社の弁護士のコメントが記載されており、「今後の対応は検討している」ということです。

会社から着替えについて明確な指示あるいは黙示の指示があった、あるいは実質的に更衣室での着替えが義務付けられているようであれば、賃金の支払いがあると言われています。

実際どのような事実があったのかわかりませんが、監督署から是正勧告があったのであれば、客観的にみて賃金支払い義務があるということなのかもしれません。

記事詳細 https://news.yahoo.co.jp/articles/8328ac2b9acf00b4cb6656ea15b0a8f0760323cc

なお、こちらは本件とは別の解説ですが、参考になると思います。