給与デジタル払いpaypay使えるのはいつから？　法改正の動き

給与デジタル払いpaypay使えるのはいつから？法改正の動き

給与のデジタル払いはいつから始まるのか？そのような話題が世間に広まるようになってきましたが、その中で厚生労働省で法改正の動きがあることが各社の報道で明らかになりました。以下は報道各社の内容を抜粋したものです。

キャッスレス　デジタル口座へ給与振り込みが可能に

会社が給与の一部をpaypayや楽天ペイ、d払いなどキャッシュレスの決済口座などに振り込む「デジタル給与払い」について法改正により可能になる見通しになりました。早ければ、来年度にも可能になる見込みです。

法改正の予定としては、デジタル口座の残高の上限は100万円としています。100万円を超える分はキャッシュレスの口座には振り込めず、超える分は従来通り銀行口座などに振り込むになります。

100万円を超えるかどうかは恐らく労働者の確認が必要となるので、労使ともども活用したい者には使いづらい部分になりそうです。

給与デジタル口座払い　法改正への動き

この法改正は、今月に厚生労働省の審議会にて合意したものです。本年中に必要な制度が整備され実行に向けて進みます

労働基準法では給与は現金で支払うことが定められています。今では一般的ですが、法的には例外として銀行口座などへの振り込みが認められています。その範囲を広げてキャッシュレスの口座への振込を可能とします。 　

給与デジタル払い対象は？paypayは？

対象として想定しているのはpaypay、楽天ペイ、d払いといったキャッシュレス口座です。現在このようなキャッシュレス口座を運用している業者は全国に数多くありますが、これらのうち厚生労働省の指定を受けた業者に限り、給与の振込先になれる見込みです。

労使双方にとって便利になる一方、それを望まない労働者もいるので、あくまでも同意を得た場合に限る方向になっています。この点には注意が必要です。